サワッディーカァー(^人^)
書こう書こうと思いながらあっという間に日が空いちゃったけど・・
そう!ありましたよね、バンコクでの地震。
経験した人もそうでない人も「えっっ!?タイで地震!??」と思ったのではないでしょうか。
2025年3月28日(金) タイ時間の13:20頃。
ミャンマーで起きたマグニチュード7.7の大地震によってタイ・バンコクにも被害が及びました。
震源地から約1,000kmも離れたバンコクで一体何故!?
その理由は「長周期地震動によるものではないか?」とウェザーニュースによる情報を目にしました。
すごく分かりやすい図を載せてくれてたので使わせてもらいます。

つまり、通常の揺れよりも長く遠くまで伝わる性質があるんだそう。
ちなみに日本で起きた阪神・淡路大震災は短周期地震動、東日本大震災は長周期地震動によるものだったそう。
そういう違いがあったことすら知らなかったー
バンコクの地盤が弱い点(揺れが増幅しやすい)も理由の一つと言われてますね・・
このサイトが今回の地震について簡潔に上手くまとめてくれていて参考になります。
地震が起きたときにウド家はというと・・
私は高層ビルの20階以上にある職場のミーティングルームでWebミーティング中でした。
その最中にかすかに感じた揺れ。
バンコクで地震に遭うなんて想定外やったもんだから最初少し揺れを感じたときは「ん?気のせい??」と思ったけど、次にまた揺れたときは同僚と目を合わせて「えっ?地震?」と。
そしてガタガタミシミシと音がして揺れが大きくなったときに確信した!!
「じ、地震やぁぁぁーーーーΣ( ̄□ ̄|||)!!!」
すぐにドアを開けて階段から地上階へと逃げました!
しかし、逃げてからすぐに思った。。スマホも何も持たずに来てしまった。。。(デスク上に置きっぱなし)
階段には同じく逃げる人たちでいっぱい。地上階に降りて出ると沢山の人たちが建物の外に出てきていて歩道脇に集まってましたね。
うちのスタッフたちも徐々に降りきてたけど、よく見るとみんなスマホはもちろんのこと自分の鞄もしっかり持ってきてるじゃないか。笑
中には怖い思いをしたせいかトイレに嘔吐しに行ったというスタッフや半泣き状態で動揺してるスタッフも。家族と安否確認で電話してるスタッフもいました。
SNS情報を見てた子からコンドミニアム屋上のプールから水が流れ落ちる動画を見せられて「え?何これ( ゚Д゚)」と最初はプールの水とも分からず。
後日、プールで浮かびながらのんびり過ごしてた欧米人カップルが、地震で徐々に大きく波打つ水の動きに驚いた様子で命からがら脱出してる姿を動画で目にしたときは見てるこっちもハラハラ。汗
そしてしばらく避難して余震もないかな?という落ち着いたところでお声がかかりオフィス階に階段で戻りました。
何故ならスマホと荷物を取りに戻るため・・w
これが想像以上に辛すぎた。。。大袈裟じゃなく10階超えた辺りから?ゼーハーゼーハー言いながら一段一段を登っていき、なんとかリタイアすることなく20階を超えたオフィスまで辿り着きました。
ウド男氏から案の定メールあり。心配してた幼稚園からもメールが届いてたけど「園児たちはみんな無事です」という文字に安堵。
怖い思いしたんじゃないかと心配してたウド助宛に「大丈夫?」というボイスメッセージをナニー(お手伝いさん)とのLINE経由で残したら「ウド助は見てないよ、そんなの」と返答があったので拍子抜け。笑
地上にいたからか揺れを感じなかったみたい。小さい子たちもお昼寝中で気づかなかったと聞いて良かったなと。
私の友達に聞けば、子どもと一緒にモール内に居たり高層コンドにいて揺れにびっくりして階段で逃げたけど子どもは泣いてたと聞いたし、トラウマにならなければいいよね。
帰りはというとBTSもMRTも止まってたので、この状況じゃバイクも捕まらへんやろうと徒歩で家まで帰ることに。東京で働いてた頃は東日本大震災のときの話を聞いてたけど、まさかバンコクで帰宅難民になるとは・・
同じように考えてる人は多く、スクンビット沿いの歩道には歩いて帰る人の姿も多いし、道路は案の定渋滞。

エムクオの前にはモールが閉まり外で座り込むひとたちの姿も。トイレに行きそびれた私、ここで無理を言ってトイレを借りました(コップンカァー)

ホテルやビルなどの建物から避難した人たちが敷地内に用意された椅子や、歩道に座り込んで話込む人たち、バス停で中々やって来ない次のバスを待つ沢山の人たち。
この日は暑くて日差しも強く、フルーツや飲み物を売る屋台が活躍してたり、ヴィラマーケット前やセブンの店前ではペットボトル水が売られてたりと、歩きながらタイらしい助け合いの様子が伺えてこちらも優しい気持ちに(´ω`)
結局私は途中暑くてエカマイのカフェに寄ってラテイェンで休憩。再び歩き始め、トイレやカフェ休憩を除くとトータル約1時間半ほどで家にやっとこさ到着!
こんな時にも来てくれてウド助の面倒や家事を進めてくれた我が家のナニーには感謝。
ミャンマー人やから今回の地震のことも聞いてみたけど、タウンジーに住んでるというお祖母ちゃんはご無事とのこと。家族はタイに住んでるから大丈夫だったと聞いてホッ。
「たくさんの人が死んだ」とミャンマーの被害写真を見せてくれました。
ウド男氏は長い避難がやっと解除されたもののオフィスには戻れず。幸いスマホは持ってたけど財布や鍵などが入ったカバンはオフィス・・。仕方なくその足で同じく数駅を徒歩で帰宅し、翌朝オフィスまで取りに行ってました。
車で帰宅してた人は数時間かかって帰宅したという話も聞きました。
とにかくみんな無事で良かった。我が家が住む部屋もコンドミニアムも被害は特になかった。
倒壊したビルの犠牲となってしまった建設作業員の方たちは残念でなりませんね。
このビルの建設を担った企業の不正疑惑が取り沙汰されてるけど、これを機にタイにもあるとされる耐震基準(地震によって倒壊はしないというレベル?)が厳しくなるといいな。
週末明け、オフィスに行くと通路の所々に壁に亀裂が。トイレも個室によっては壁のタイルが取れて使用注意の張り紙が貼られてました。

でも被害がそこまで広がらなかったせいか早くも日常を取り戻してるように見えました。
タイ人にとって今回のような地震が起きたのは初めてとのこと。
「日本人は地震を多く経験してるから慣れてるよね?」と何人かから言われたけど、いやー、私は今回の地震も怖かったよ。。だってタイで経験するなんて思ってなかったし^^;;
階段で逃げながらこのまま建物が崩壊して死んだらどうしようって頭によぎったしね。
もうこんな大きな揺れをタイで経験することはないと思ってるけど。今後、日本で起こる地震の方がやっぱり心配。南海トラフや首都直下地震・・家族や親戚、友達が多く住んでる分、心配になりますよね。
タイのコンドミニアムの高層階が売れなくなると言われてる(実際売りに出してる広告を目にした)けど、怖がりなタイ人、でもマイペンライ精神でもあるタイ人だからまたしばらくしたら需要も戻るだろうか?
高層コンドに住んでいた友達は地震あと住めなくなり早々に引っ越したという友人ファミリーもいます。
低層階は低層階でタイでは洪水も心配やし・・中々難しいですね。
ということで、タイ・バンコクで初めて経験した地震についてでした!
ウド子

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