サワッディーカァー(^人^)
バンコクの主要交通手段のひとつ「BTSスカイトレイン」
その中でも利用者の多いグリーンライン(スクンビット線・シーロム線)で、2025年11月1日から新しい運賃体系が適用されることになりました!!
今回の改定は、特に延伸区間(Green Extension)に関するもので、これまで一律だった運賃が、利用区間に応じた距離制の料金になった形です。
この改定内容について簡単にまとめたので参考になれば嬉しいです。
今回運賃が改定された延伸区間は以下の区間です。

・Mo Chit駅(N8)〜Khu Khot駅(N24)
・On Nut駅(E9)〜Kheha駅(E23)
・Wongwian Yai駅(S8)〜Bang Wa駅(S12)
発表された延伸区間の料金は以下のとおり。
左側の本線区間(26駅)は従来より変更はなく、右側の延伸区間の運賃が変更になります。
また、本線区間から延伸区間をまたいで乗車する場合は以下画像の下表のとおり、今まで一律だった延伸区間の料金が利用区間に応じてプラスされることになります。

どれぐらい運賃が上がっていくかというと、以下のとおり。

本線区間から延伸区間をまたいで乗車する場合の上限は65バーツです。
距離が短い区間ならさほど大きな変化はないけど、遠くまで乗る場合はその分上がりますね。
これまで一律だった頃に比べると、短距離利用者にとってはあまり負担が増えずに長距離利用者の運賃が現実的な水準に調整された印象です。
この運賃改定はバンコク都庁からの発表によるものですが、理由をまとめると・・
延伸区間の運営コストが高い
これまでの一律15バーツでは、運行費用をまかなえず赤字が続いていたため。
長期的に安定した運営のため
BTSのサービスを今後も維持するため、実際の距離に応じた料金体系に見直し。
利用者間の公平性を確保
短距離利用者と長距離利用者の負担差を是正し、より公平な料金にするため。
BTSグリーンラインの延伸区間の建設や運営は、都庁の監督下で行われているけど、実際の運行はBTSC(BTSスカイトレインを運営している民間会社)が担っているとのこと。
ところが、都庁が負担すべき運営委託料や建設関連費用などの支払いが、2016年以降から滞っていたそうです。
これについては私もニュースで目にしたことがあります。
この件について色々調べていたところ、ちょうど11月2日に掲載されていたニュース(ご参考)で全額完済されたことを知りました。
2024年から3回にわたり返済を行っていて、3回目となる最後の返済を10月30日に終えたそうです。
驚くのがこの債務の内訳・・元金624億5,100万バーツと支払い遅延による利息117億8,100万バーツで構成されていたそう(債務総額742億3,200万バーツ)
利息額だけで目玉が飛び出る金額ですよね・・ちなみにバーツですよ?
今後の運営権について、BTSCとの運営権契約は2029年に完了するそうで、負債が完済されれば、バンコク都はBTSCに運営権を延長する必要がなくなるみたいです。
ただ、本線と延伸区間(延伸区間1:オンヌット~ベーリン間、サパーンタクシン~バンワー間、延伸区間2:ベーリン~サムットプラカーン間、モーチット~クーコット間)の両方を2042年まで運行・維持する契約を締結しているため、2029年に運営権契約が満了しても、BTSCはさらに13年間、路線の運行を継続する権利を有しているとのことです。
延伸区間を移動している人にとっては「あぁ~、ついにこの日が来たか~」という気持ちじゃないでしょうか。
そもそも今までオンヌット駅からケーハ駅まで15バーツで行けてたこと自体がありがたかったわけですが(ケーハ駅まで行ったことがある人)
私も11月に入ってから延伸区間を乗りましたが、15バーツだったのが19バーツ徴収されてました。ウド助は最近学生用のラビットカードを作ったので14バーツ。と、今日降りた駅であれば今までより1バーツ安い感覚。笑
一般料金じゃなく学生割引で利用できるので助かります。
この区間で自腹で通勤・通学してる人にとっては料金が上がるので痛いニュースかも知れませんね。
私もこれからは何も考えずには乗れなくなりそうです(・∀・)
ウド子
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